黒く固まった溶岩の薄い表面が突然裂け、中から灼熱の溶岩が流れ出す。周りの草木を焼きながら溶岩は流れ進む。溶岩の中に草木が取り込まれると、蒸し焼きにされ、燃えやすいメタンガスが発生する。メタンガスは地下の空洞に入り込み、時折爆発を起こす。
溶岩は南側斜面を通る幹線道路を横断した。1200℃もある高温の溶岩はアスファルトを焼き、ガスを発生させる。アスファルトは黒い煙を上げながら燃える。
(左:幹線道路を溶岩が横断している)
現在噴火中のプウオオ噴火口は山頂から約15kmの山腹にある。噴出した溶岩はキラウェアの南側斜面を10kmも流れくだり、海に流れこみ、新しい大地を造る。
(左:キラウェア火山南側斜面ホーレイパリ断層を溶岩が流れ下るところ)
キラウェア火山
―その脅威の全貌―
ドキュメンタリービデオ