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黒く固まった溶岩の薄い表面が突然裂け、中から灼熱の溶岩が流れ出す。周りの草木を焼きながら溶岩は流れ進む。溶岩の中に草木が取り込まれると、蒸し焼きにされ、燃えやすいメタンガスが発生する。メタンガスは地下の空洞に入り込み、時折爆発を起こす。

月が昇った頃、溶岩の本流から溶岩があふれ出した。月の引力が関係しているのかもしれない。
まるで生き物のようにゆっくりと広がっていく溶岩。赤い灼熱の部分は空気に触れてすぐに黒くガラス状に固まる。表面には縄を寄ったようなシワが見られる(縄目状模様)。

溶岩は南側斜面を通る幹線道路を横断した。1200℃もある高温の溶岩はアスファルトを焼き、ガスを発生させる。アスファルトは黒い煙を上げながら燃える。

(左:幹線道路を溶岩が横断している)

現在噴火中のプウオオ噴火口は山頂から約15kmの山腹にある。噴出した溶岩はキラウェアの南側斜面を10kmも流れくだり、海に流れこみ、新しい大地を造る。

(左:キラウェア火山南側斜面ホーレイパリ断層を溶岩が流れ下るところ)

キラウェア火山
 ―その脅威の全貌―
 ドキュメンタリービデオ