キラウェア火山の紹介
山頂カルデラとその周辺


Lava Wash は1974年の割れ目噴火で噴出した熔岩が、
勢いよく流れ下った溝である。
写真左上で溝は右側へカーブしており、熔岩が丘を駆け上って
熔岩堤防を作った様子が観察できる。


Lava Wash をカルデラ側から撮影。
熔岩は向こう側から手前のカルデラ側へ向って勢いよく流れ下った。
溝の両端に熔岩堤防がみられる。
熔岩堤防は日本の火山で見られるものよりはるかに細い。
これは熔岩の粘性(粘り)が低いことによる。


Lava Wash の底を覆っている熔岩の下にはしばしば空洞が見られる。
空洞の内部は赤く酸化している。
熔岩に含まれるガスが膨張し、空洞を作った後、
その中でガスが燃焼することで熔岩が赤く酸化する。
Lava Wash に限らず、他のキラウェア火山の熔岩も
ほとんどの場合、中に空洞ができている。


キラウェア火山の紹介もくじへ戻る